学校法人福田学園 大阪工業技術専門学校 校友会(OCT)のコラムです

コラム

  • 2022.01.06

1月5日は二十四節季の一つ「小寒」です。この日をもって「寒の入り」

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお付き合いください。

1月5日は二十四節季の一つ「小寒」です。 
「小寒」は旧暦十二月、丑の月の節気で冬至から十五日目で、毎年、新暦の1月5日か6日頃に当たります。天文学的には、太陽が黄経285度の点を通過する時を言います。
この日をもって「寒の入り」とし、寒中見舞いを出すのはこの日からになります、小寒から節分(今年は2月2日)までが「寒の内」で、29日間、厳しい寒さが続きます。
小寒とは、寒気がまだ最大までいかないと言う意味ですが、実際にはすでに本格的な冬の季節で、「小寒の氷、大寒に解く」と言う故事が有る様に、小寒の頃のほうが寒さが厳しい事が多いと言われます。
今年は九州北部地方でも、年末から寒さが続いています。
小寒から四日目(1月9日)を、特に「寒四郎」と呼んでいて、麦作の厄日とされていて、この日の天候によって、その後の天気や収穫に重大な影響が有ると信じられていました。
また、小寒から九日目(1月14日)を「寒九」と呼び、その日に降る雨を「寒九の雨」と言って、農家にとって豊作の兆しであると信じられ喜ばれていたそうです。
昔の暦の二十四節季の説明(天明八年(1788)出版の「暦便覧」)の小寒の項では「冬至より一陽起こるが故に陰気に(「が」の誤植?)逆らう故、益々冷ゆる也」とあります。
新暦の正月では、年賀状に「初春」とか「迎春」と書く様に春ですが、新暦の1月1日は旧暦では、まだ十一月二十九日、仲冬です、まだまだ「冬」、春はずっと先の事ですね。
新暦の月を無理やり旧暦の同じ月の季節に当てはめるので、おかしな事になって居るのだと思います。
大寒までの七十二候
初候  芹乃栄(せりすなわちさかう)
    芹が青々と群れ生えてくるころ
次候  水泉動(しみずあたたかをふくむ)
    地中で凍っていた泉が動きはじめるころ
末候  雉始雊(きじはじめてなく)
    雉のオスがメスを求めて、ケーン、ケーンと鳴き始めるころ

OCT校友会 北九州支部 伊藤 捷治さんより

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